飯田 哲也(いいだ てつなり)
環境エネルギー政策研究所 所長
・IPCC第4次報告とアル・ゴアとのノーベル平和賞同時受賞
・新潟中越沖地震と柏崎刈羽原発の全機停止。さらに東京電力は赤字転落し、原子力の認識を180度転換させた。(安定供給→不安定供給、経済的→経済リスク、地球温暖化対策→CO2増大リスク、安全性の根底が崩壊)
・東京都 混迷する国を先取りして、排出量取引、環境税、自然エネルギー促進の三点セットの導入表明
プロフィール
・生年月日:1959年1月8日
・職業
NPO法人 環境エネルギー政策研究所 所長
兼務として、
・自然エネルギー促進法推進ネットワーク 代表
・NPO法人 高木仁三郎市民科学基金 共同代表
・グリーン電力認証機構 理事
・ルンド大学環境エネルギーシステム研究所 客員研究員
1959年生、山口県生まれ。京都大学原子核工学専攻修了。東京大学先端科学技術研究センター博士課程単位取得満期退学。大手鉄鋼メーカ、電力関連研究機関で原子力R&Dに従事した後に退職。現在、非営利の研究機関の代表を務めつつ、複数の環境NGOを主宰し、科学者(ルンド大学環境エネルギーシステム研究所)でもあるというトリプルコースを歩んでいる。自然エネルギー政策では日本の第一人者として国際的にも豊富なネットワークを持ち、具体的な政策提言と積極的な活動や発言により、日本のエネルギー政策に大きな影響力を与えている。
そのほか、『地域』『マイノリティ』『市民』など顔の見える個人に軸を置きながら、エネルギー政策決定過程・社会開発と社会受容・電力エネルギー政策・環境共生コミュニティなど、技術社会論・環境社会学・環境都市論などの幅広い分野で活動し、積極的に発言している。
●主要研究分野・活動内容:環境エネルギー政策論
・電気事業政策の検証/評価
・エネルギー政策アセスメント
・政策決定プロセス、市民参加、NGO・NPO活動論
・日本社会論
・環境社会政策論、等
●社外委員等
・政府委員:
経済産業省総合エネルギー調査会新エネルギー部会(1999年12月?2003年1月)
経済産業省総合エネルギー調査会総合部会(2000年4月?2003年1月)
中央環境審議会地球環境部会(2001年2月?現在まで)
環境省国立・国定公園内における風力発電施設設置のあり方に関する検討会(2003年8月?2004年3月)
・地方委員:
長野県地球温暖化検討会(2002年8月?2003年3月)
東京都環境審議会(2002年12月?現在まで)
横浜市地域エネルギー政策基本構想策定委員会委員(2005年度)
横浜市地球温暖化対策地域推進計画改定検討委員会委員(2005年度)
・学会等役職:
European Network for Energy Research (2000年4月?)
国際バイオマス学会科学委員会委員(2003年10月?)
主要著作リスト(エネルギー・環境・持続可能社会関連のみ)
・書籍
「自然エネルギー市場」築地書館(2005年3月刊)(編著)
「エネルギーと私たちの社会」新評論(2002年3月刊)(訳書)
「北欧のエネルギーデモクラシー」新評論(2000年3月刊)
「2010年自然エネルギー宣言」七つ森書館(2000)(編著)
「光と風と森が開く未来ー自然エネルギー促進法」かもがわブックレット(1999)(編著)内橋克人
「環境知性の時代」岩波書店(1999)(対談)河合隼雄・内橋克人共編
「仕事の創造」岩波書店(1997)(共著) 他、多数