1、バラク・オバマが大統領になったこと。
アメリカの環境政策が180度変わることが期待される。
2、リーマン・ショックと金融危機そして世界同時不況突入
車の販売台数大幅減、エネルギー消費量減、消費抑制、そして経済成長の減速。Changer la vie !の始まり。
資源と環境の限界に直面したはじめての人類世代にとって好ましいこと。世界経済を成長マニアの手から奪うチャンス。)
3、世界のCO2排出量は80億tに達し、110億本の
‘樹木が伐採され、北極の氷は予想以上のペースで解け、大規模な山火事や洪水、旱魃が頻北極の氷は予想以上のペースで解け、大規模な山火事や洪水、旱魃が頻発。温暖化は加速度的に進み、地球の自然が変化しつつある’(National Geographic 地球環境レポート2008より)
排出権取引もセクター別取組みも、とるべき対策のほんの一部に過ぎない。森林消滅に歯止めを掛け、生態系維持のため、先進国は協力して、南北問題解決に取り組むべし。スターン・レビューの方向で結束。工業化社会のCO2削減だけでは地球環境問題は解決不可能。
谷口正次(たにぐち・せいじ)
資源・環境ジャーナリスト(講演・執筆活動)。国際連合大学ゼロエミッション・フォーラム理事。専門は資源・環境論。資源・環境戦略設計事務所代表
1938年東京都生まれ、1960年九州工業大学鉱山工学科卒業、同年、小野田セメント㈱入社. 1998年,太平洋セメント㈱専務取締役. 2002年、屋久島電工株式会社代表取締役社長。
著書『メタル・ウォーズ』(東洋経済新報2008/2)『入門・資源危機』(新評論2005/11)『次に不足するのは銅だ』(アスキー新書2008/12 )等
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