水口剛(みずぐち たけし)
高崎経済大学経済学部准教授
1.IPCC第4次評価レポートの公表 → 気候変動リスクが議論の段階から、政策対応の段階へと、完全に移行した。
2.バリ会議で数値目標の設定に失敗 → 危機が目前に迫ってなお利害対立が前面に出る国際社会の現実
3.家電リサイクル法不正発覚 → CSRという言葉は普及しても現実は変わらないという実例
つまり環境問題の本当の深刻さは、問題そのものよりも、実効性のある対策がとれないという社会の側にあるのではないか、と思う次第です。
プロフィール
高崎経済大学経済学部准教授。日本公認会計士協会環境会計専門部会長。
専門は環境会計・社会的責任投資。
バルディーズ研究会、環境監査研究会、社会的責任投資フォーラム、未来バンク、シーズ、グリーン・リポーティング・フォーラムなどのNPOに関わる。
主な著書に『環境経営・会計』(有斐閣、共著)、『社会を変える会計と投資』(岩波書店)、『社会的責任投資(SRI)の基礎知識』(日本規格協会)など。
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