最近、世間の人々の話題もメディアの注目も、 8月30日(日)に実施される第45回衆議院議員選挙に集中している。選挙を前に、いったい自分は誰に投票すればいいのだろうと、悩んでいる方も多いはず。そこで、そんな皆様に助け船を出してくれたのが、パタゴニア日本支社である。
同社は、「Vote the Environment/環境に投票を~候補者について知識を深め、環境に投票しよう~」を展開することを決めた。これは、持続可能な地球と人間社会の共存を可能にするためには、「自然環境が健全であること」について、市民の代表として地方、そして国政レベルで賢明な政策を実行できる政治家を選んで行こうというもの。
これに先駆け、パタゴニア米国本社では、すでに2004年、2006年、そして昨年の大統領選挙において、米国内での顧客を含む有権者に対して「有権者登録」「環境問題と立候補者の政策についての情報収集」そして「環境への投票」を呼びかるため、「Vote the Environment」を展開していたようだ。
こうした背景のもと、同社のウェブサイトから立候補者の環境政策やマニュフェストに関する情報を提供している外部サイトにリンクを張ったり、Eメールや直営店舗を通じてこれらのサイト情報を提供することで、有権者が投票前に支持する候補者が環境問題に対してどのような姿勢を取っているのかについて知識を深める機会を提供している。
中でもユニークなのが、本日8月10日公開スタートの「エコ議員つうしんぼ」である。この通信簿の採点項目は、多くの環境NGOの協力のもとに集められた、「こんな環境政策があったらどうしますか?」というユニークな政策提言。これを全候補者にアンケート形式で質問し、その回答を4点満点で採点し、全25項目で100点満点となる。果たして、各候補者はどんな回答を見せてくれるのでしょうか?100点満点の候補者がいることを願ってやみません。
皆さん、各党のマニフェストだけでなく、今回同社が提案した各候補者のエコに対する意識も考慮して、8月30日の選挙投票に臨んでください。
【関連URL】
●「エコ議員つうしんぼ」http://giintsushinbo.com
→第45回衆議院議員選挙立候補者の環境政策に関する考え方を有権者に提供する とを目的としたサイト
●JanJan 「ザ・選挙」http://www.senkyo.janjan.jp
→候補者に関する有効な情報を有権者に提供するための全国の政治家を対象にした データベース